絵本を使って3歳児の想像力を養う授業 | 4冊絵本
2015/12/07
授業では、1冊の絵本を使って、子どもたちと想像しながら学びました。
見開き1枚の絵本ですが、とってもよくできているなぁと思いました。(後述の教具使用手引きを参照してくださいね)
子どもの想像力、探求心はすごいです。
例えば「燈台」。
さくっと燈台があるねぇ~、と本を読むと、「燈台」ってなあに?と質問がかえってきました。
なんと!子どもたちは燈台を見たことがないのです。
人生3歳。
仕方がないことなのかもしれませんが、知らない子どもに燈台を説明することは、子どもたちの想像力を引き出したと実感しました。
そして、実際に燈台を見たい!と思ったようです。
「絵から想像する→見たい!と探求心を持たせる」
3歳児の成長に必要なステップです。
そして、絵本のストーリーも素敵なのが、ママ達のココロをつかみました。
素敵な絵本&よくできた教材だなぁ…ですねっ。
■子どもたちのココロをつかんだ燈台です
■素敵な物語が見開き1枚でつづられています
教具使用手引きの中で、ハッ!とさせられる言葉がありました。
「絵本は食べ物と同じです。
偏らず、何でも「よくかんで食べる」ことが大切です」
お風呂上りに絵本を読んでいるのですが、子どもたちに選ばせると、いつも同じになってしまいます。
そして、子どもなりの流行りが出てきます。
食べ物と同じ…バランスよく読み聞かせをしなくちゃ!と再認識させられたました。
昔ばなし、図鑑、絵本など、バランスよくです!
以下、教具使用手引き(家庭用)より-
(1)絵本「きっとだめだって」
・ねらい
子どもが自立していく自分を知る絵を見て、いろいろ空想する
・使い方
この絵本は、子ばなれ、親ばなれに関する親子の心像風景を描いています。
3歳児は、自我がはっきりしてきて、1人の独立した存在として行動しようとし始める時期でもあります。
母親に甘えたいが、自分に言い聞かせる、つまり、「内なる母の声」として「もう大きいんだから」という言葉が心に響いてくるのです。
また、この時期は、下に姉弟ができる時期でもあります。
こうした子は、さらに複雑な気持ちになります。
赤ちゃん帰りもその一つです。上手に自立させるようにしましょう。
この絵本を何度も読んであげることで、母子の気持ちがぐっとつながり、子どもの心の寂しさを満たしてあげられるでしょう。
膝に座らせたり、並んで座ったりして、くり返し読んであげましょう。
—
(2)絵本「白い燈台」
・ねらい
詩を聞き、絵を見て自然に親しむ絵を見て、いろいろ空想する。
・使い方
歌は心の叫びで、ことばが外に向かってほとばしり出るものです。
詩は心の奥底の深い情緒の泉に沈潜して、泉をさらに豊かにするものです。
白い燈台が、心の底にしっかり立つように、くり返し読んであげてください。
また、自然の中へ、この絵本の家族のように、連れだってでかけましょう。
気持ちがのびのびし、心が豊かになります。
こうした体験をすでにしているときは、絵本を見ながらその体験を思い起こしましょう。
絵本をより深く楽しいものにするでしょう。
また、海の写真をを見たり、海に関する歌をうたったりしましょう。
こうしたことは、子どもの年齢が積み重なるにつれて、良い思い出となり、心の奥底の情緒の泉を豊かなものにするでしょう。
—
(3)絵本「おともだち」
・ねらい
友だちと仲良く遊べるお話を聞き、絵を見て、いろいろ想像して楽しむ。
・使い方
3歳は社会性を身につける第一段階で、第一の交友期ともいいます。
体をぶつけ合って、人間のつきあい方や、 赤ちゃんから老人にまで触れて、良い交わり方を知る時期です。
この絵本は、?こうした子どもの心の底にあるものを描いたものです。一度読んであげると1人で何度もみるようになります。
くり返し読み聞かせて、お子さんと絵本について話し合ってください。
絵本は食べ物と同じです。
偏らず、何でも「よくかんで食べる」ことが大切です。お子さんの友だちについて話してみてください。
—
(4)絵本「目をつむって」
・ねらい
生きていることをよろこぶ絵を見て、いろいろ空想したり、想像したりする
・使い方
この絵本シリーズの中で、もっとも抽象的なものです。
子どもは、いろいろなことで大人以上に、自分の生きていることを実感しているものです。
目をつむって お日さまをみるとまぶたが バラ色になるの-
これは、実際に子どもが言ったことばなのです。
ここでは、おばあさん、あるいはお母さんが、「それは生きていることよ」と、自分の実感をこめて返事をしています。
思わず自分に向かって言った言葉でもあり、だきしめたい、かかえたい、いとおしいなどの心を言ったのでしょう。
また、ある子は、目をつむると風の流れを感じています。
これを聞いて、
「目をあいていてもみえないもの目をつむっているとみえるものがあるのだね」
と、おじいさん、おるいはお父さんが、自分の体験からすばらしいこととしてつぶやいています。
「わかる」ということは、
- 今すぐわかる
- 年齢を重ねてからわかる
の二通りがあります。
また、情緒の上でわかることと、理屈でわかることがあります。
理屈の前に情緒でわかることが大切なのです。
その意味で、この絵本のことばは、耳から入れることが大切です。
そして、目をつむって、お日さまを見てみましょう。
私たちも生きていることを確かめるために。
幼児教室の新規開校の時期
幼児教室は、1年間で前期、後期と分かれます。
前期の開校時期は、2月、3月、4月、5月が多く、後期の開校時期は、8月、9月、10月が多いようです。
ただ…教室ごとに異なりますので、検討されている幼児教室へ早めに確認してみてください。
また、この時期、無料で体験することができる教室があります。
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