2歳児向け授業 | 素材の感触を楽しむ | タオルサイコロ、○△□のうた
授業では、タオル生地でできたサイコロを使って、○△□(丸三角四角)、赤青黄の形色を学びます。
サイコロの素材は、タオル生地ということで、子どもたちはその感触も楽しみます。
授業後の先生のお話によると、
この時期、2歳~3歳児では、○△□(丸・三角・四角)、赤青黄と単体では理解できているとのことでした。
しかし、赤い丸だね、四角い青だね、三角の黄色だね…
こんな感じで組み合わせて問いかけると、少し困った顔をしたようです。
なるほど。
2歳児では、2つ以上の組み合わせ、まだまだ難しいのかもしれませんね。
また、授業では触れられなかったのですが、タオル生地という感触が子どもたちは大好きです。
我が家の息子も大いに当てはまります。
(この世で一番好きなものは、ふわふわ犬のぬいぐるみですからっ! 笑)
思い出すと…、1歳の時は、固い触感を好んでいた気がします。
ふわふわぬいぐるみより、木のおもちゃが大好きでした!
どうやら、この素材の触感の好みも「子どもの成長の特長」のようです。
ですので、「男の子なのに、ぬぐるみなんて…ブリキの車にしなさい!」っていうのはナンセンスですね 笑
子どもは、ぬいぐるみのかわいさを好んでいるのではなく、ぬいぐるみのホワンホワンな触感を好んでいるのです。
心配しなくても、男の子はあーっという間にブリキのおもちゃを好むようになってきますっ。
素材の感触を楽しむ…これ、2歳児にとってとても大切ですね。
同じブロックでも、木、プラスチック製、ウレタン、タオル生地…いろいろあります。
できるだけ多くの素材の感触を経験させてあげましょう。
■タオルサイコロ
■○△□のうた
丸の形がいっぱいでてきます。
三角の形がいっぱいでてきます。
四角の形がいっぱいでてきます。
以下、教具使用手引き(家庭用)より-
「タオルサイコロ」
・ねらい
- サイコロをころがす
- 四角、三角、丸の形に親しむ
- 赤、黄、青の色に親しむ
・使い方
(1)タオルの感触に親しむ
タオルの感触は、子どもの手になじみます。
その感触を親しみながら、お子さんに向かってサイコロをころがしてみましょう。
ころがして「あれ、赤がでた」とか「あっ、三角だね」とか話しかけます。
お母さんが楽しむことでお子さんは形や色に興味をもつようになります。
(2)すごろく遊び
タオルサイコロですごろく遊びをしてみましょう。
2歳児ですからゲームは無理でしょう。
すごろくのように、大きめの紙や机の上にサイコロの目と同じ○△□の色紙を置きます。
準備ができたら、タオルサイコロをころがし、出た目と同じ形と色はどこかさがします。
そこでいろいろなお話をしてみましょう。
知育絵本「○△□のうた」
・使い方
声をだしてお話してあげください。
(1)ねことうさぎが、まーるいボールをころころ。
ねずみが1匹まーるいたまに乗っている、おっとっと…
(2)きつねさんがシャボン玉をとばす、まーるいシャボン玉ふわふわふわ。
うさぎさんがまーるい風船につかまってとんでいく。
くまさんのまるいお団子1・2・3
(3)黄色い△青い△つないで大きなきつねもう少し。
白い△波にお魚が泳ぎ、空に蝶がひらひらとんでいる。
(4)大きな□いつみ木、□い箱を積みましょう。
「よいしょ。こらしょ」うさぎさんが「いない。いないばー」
(5)くまさんが○いお魚釣った。「きつねさん△あたまのイカ釣れるかな?」など、特別に○△□と言わなくても、いろいろな形のあることに気づかせればいいでしょう。
(6)「○△□のうた」は親子で手指を使って遊びましょう
(7)「これは○よ」「この形はなんて言うの」など、教え込みや質問ぜめはやめましょう。
楽しくお話してあげたり、楽しい会話がはずむ中で、自然に覚えていくものです。
それが大切です。
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