2歳児の理想的な就寝時刻
2歳児は、夜7時になったら寝室へ向かわせましょう。
2歳児が夜7時に深い眠りに入ることるは、めったにないですが、必ずや夜8時には深い眠りにつきます。
この、夜7時に寝室へ行くという行為がポイントです。
なぜなら、夜7時にお布団に入れば、ママの心に余裕ができるからです。
- どーして早く寝てくれないの!
- 夜9時からドラマがゆっくり見れない!
- あー、パパの夕飯の準備をしなきゃ!
これらは、寝かしつけの時に、ワタシが心でつぶやいていた言葉ベスト3 笑
皆さんも同じような苛立ちをお持ちではないでしょうか?
しかし、夜7時に寝室へ行けば、時間に余裕がでてき、パパの夕飯準備もゆっくりできるっ!
だって、お子さんが夜9時まで起きてるわけがないっ!
少なくとも夜8時にはお子さんは深い眠りについてくれるはずです。
もちろん、日中の過ごさせ方によっては、寝かしつけの時間が長くなりますが…
日中、外遊びで十分遊んだお子さんは、夜8時まで起きることはできないでしょう。
少し、ママ目線での会話になりましたが…
幼児期の子どもにとって、早寝はとても大切です。
2歳児に必要な睡眠はだいたい12時間。
その12時間の睡眠時間を昼寝1時間を除いて
- 夜10時 ー 朝9時まで
- 夜 8時 - 朝7時まで
両者の睡眠時間は確かに同じですが、「質」が違います。
「質」というのがポイントです。
ワタシも子育てをして初めて知った「睡眠の質」。
この質とは、幼児期の子どもの場合、成長ホルモンとメラトニンの分泌量をさします。
さらに、「性」のホルモンの分泌量にも関係してきます。
成長ホルモン
成長ホルモンとは、その名の通り、身体を成長するために必要なものです。
昔、Eテレ(当時は教育テレビでしたっ)で、
♪きのうの ズボンは~ もう は・け・ない! ♪
なんて、歌がありましたが、子どもは朝起きると昨日より大きくなっているよです。
子どもは眠りの中で育つものですねっ。
実際には、寝ている間に成長ホルモンが脳から分泌され、就寝時間が遅いと成長ホルモンの出る量が少なくなります。
1日2日の出来事なら、子どもの成長にさほど影響はありませんが、習慣ついた遅寝の子どもにとっては、大きな問題になります。
パパママ都合の大人の生活リズムに合わせるのではなく、子どもの生活リズムに合わせるよう心がけましょう。
メラトニン
次に、メラトニンという物質は、体内時計を調整するホルモンで、
朝、目覚めるとメラトニンの分泌が止まり、太陽の光を浴びることで、体内のメラトニンの量が一気に減少し、メラトニンの量が減少することにより、脳が睡眠状態から覚醒状態へと切り替わります。
表現が難しいですね。
このメラトニンを分泌するためには、文章で書くと難しく感じるのですが…いろいろ省略しますと、
→ 夜8時には眠りにつく!(早く寝て、メラトニンをどんどん分泌させましょう~♪)
→→ 朝、早く起きて太陽の光を浴びる!(夜中2時をピークに、メラトニンの量が一気にさがってきます)
→→→ 夕方までたくさん遊ぶ!(夕方近くになるとメラトニンが分泌されます)
→→→→ 夜8時には眠りにつく!(太陽の光が目に入ってから15時間くらい経過した頃ですね)
早寝早起き、そして、太陽のもとたくさん遊ぶ!をすることで、メラトニンがたくさん分泌されるということです。
そして、このメラトニンの分泌量が少なくなると、イライラしたり、精神的に不安定になりやすくなります。
2歳児の子どもにとって、避けなければいけないですね。
「性」のホルモン
「成長」ではなく、「性」のホルモンをさします。
具体的なホルモン名は確認できていないのですが…いろいろあるようなので省略しますね。
「性」のホルモンについては、子どもがまだ生後3か月位の頃、保健師さんから教わったことです。
夜遅くまで起きている子どもは、「性」のホルモンの分泌が増えるというのです。
具体的には、女の子の場合は生理が早くきてしまうーなどです。
普通、初潮は12歳頃です。
これが、8歳、9歳くらいに生理がはじまるというのです。
学年にして小学校2年生、3年生です。
このことがナニの問題かというと、「性」の成長と「心」の成長が伴っていないということです。
胸が膨らみ、赤ちゃんを産むことができる身体の準備ができつつあるにもかかわらず、心は子どもなのです。
この話を聞いて、ショックでした。
皆さま、ご存じでしたか?
遅くまで起きていると、身体が大きくなれないよーというのは、なんとなくあった知識。
けれど、「性」の成長が早くなり、心と体のバランスがとれないという知識はありませんでした。
これも、あってはいけないことですね。
2歳児の子どもが夜遅くまで起きて良いことなど1つもありません。
心にとどめておいてくれるとうれしいです。
最後に…
夜7時から寝室に入り、子どもが深い眠りにつくまでの1時間の親子の会話は、本当に楽しいものです!
「今日はあんなことがあったねぇ~♪」
「明日はかいじゅうの公園に行ってみようねぇ~♪」
「朝起きたら天気になっているといいねぇ~♪」
今日あったことをたくさんお話できます。
子どもに語り掛ける時間は、子どもの語彙力を伸ばすだけでなく、親子関係を深めていくでしょう。
習慣づけは、毎日まいにちの積み重ねが必要です。
ぜひ!今日から行動してみてくださいっ。
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