幼児期の兄弟(きょうだい・姉妹)喧嘩は見守ること
幼児期のきょうだ喧嘩は見守ることが基本です。
そうなの?ときっと思われるでしょう。
親というものは、きょうだい喧嘩を見ていると胸が苦しくなります。
だから、つい、喧嘩をとめてしまいがちですが、ここはグッと我慢です。
お友だちとの喧嘩と違いますね…
2歳くらいになって、公園遊びが盛んになると、お友だち同士でのけんかが始まります。
そして、幼児期の「お友だちとの喧嘩」は、親が主体でおさめて行くのがルールです。
きょうだい喧嘩と「お友だちとの喧嘩」、つまり、家庭の中と外での喧嘩とでは、状況が異なるのです。
きょうだい喧嘩から学ばせること
幼児期に、家庭の中でおこるきょうだい喧嘩から、親は学ばせなければならないことがあります。
いろいろありますが、もっとも大切な事は、自己主張です。
少し、衝撃的なのですが…
きょうだい喧嘩は、イジメが起きないための大事な練習だと言われたことがあります。
少しどころか、かなりの衝撃でした 笑
イジメは、家庭の外でおこります。
親がその現場にいて、「イジメないで!」と言わないと、子どもはイジメ続けられてしまうのです…
考えたくもないですよね。
親がいなくても、「イジメないで!」と自分で言えることが大切です。
きょうだい喧嘩は、自分で解決できるようになる大事な練習なんです。
みんな仲良くだけではダメ
そもそもイジメは、動物である人間には必ずあるものです。
人は数人集まれば、その中で優劣を見て、自分はどこに位置するかを確認しようとする子が現れます。
その確認が、ちょっとした「ちょっかい」だったり「意地悪」だったりすのです。
そんな中、
- けんかはいけない
- みんな仲良く
- やられてもやり返してはダメ!
こんな風に言われ続けた子どもはが、意地悪をされたりしたとき、我慢するしかありません。
我慢した子はどうなるでしょうか?
やられてもやられても我慢をすれば、「意地悪」や「ちょっかい」をする方からすれば、
「あれ、抵抗しないぞ、もっとやったらどうなるかな?」とどんどんエスカレートしていきます。
ここで大切なのは、「やめて!」「いやだ!」と自己主張をすることです。
ちょっかいを出すこは、きっとこう思います。
「あ、子の子は、ここまでやると怒るんだな」と。
もし、怒るだけでなく、やり返してきたら、「おっと、この子を怒らせるとまずいぞ」となります。
自己主張をすることは、家庭の外で自分を守る手段になります。
ただ、自己主張が強ければ、ぶつかることも多いでしょう。
しかし、きょうだいなら、言いたいことが言える関係ですから、自己主張を練習するいい場となるのです。
一人っ子の場合、自己主張をする機会がないため、いきなり本番!ということになります。
きょうだい喧嘩は、イジメが起きない大切な練習ですので、親は見守っていきましょう。
子どもたちの喧嘩の様子をよーく見ていると、まるで、動物がじゃれあっている感がありませんか?
多少、危なっかしいところがあっても、いつの間にかおさまっていくものです。
こちらも、幼児期の子育ての基本、見守っていくが大切です!
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