子どもに絵本を読み聞かせる
2016/06/08
大人が読み聞かせしてくれる絵本を、子どもは、自然に記憶していきます。
子どもが眠りにつく10分間でいいのです。
ママパパの日々の習慣にしていきましょう。
子どもの本読みにも成長があります。
個人差もあるかと思いますが、我が家の場合はこんな感じ。
1.本を閉じたり開いたりして、本をおもちゃがわりに楽しむ
↓
2.「あっ」「あっ」と言って、指さしながら気に入ったページだけを繰り返して見る
↓
3.親の読み聞かせを集中して聞けるようになる
↓
4.ほぼ、内容を暗記し、自分で読むようになる
↓
5.ひらがなが読めるようになり、字を追って音読するようになる
パパママの読み聞かせが、一番はっきしたのでは?!と思う成長は、最後から2番目の暗記して読むようになったところではないでしょうか。
暗記できるところもびっくりなのですが、たどたどしい言葉で読む姿は本当にかわいいものです。
本気で涙が出たくらいです 笑
そして、このかわいい読み手はすぐにいなくなります。
3か月も続かなかったような…
次に、子どもたちは、ひらがなを読めるようになり、字を追うようになります。
もう、あの「りんご を ひとちゅ みちゅけたよー」という声を聞くことができません。
是非!ビデオで残しておきましょうね。
話が少しそれましたが…
親が子どもに本を読み聞かせることは、その楽しい、豊かな経験から、子どもの心にことばの種を蒔いていきます。
その種がどんな花をさかせるかは、誰にもわかりません。
だからこそ、幼児期には、温かく、やさしいテーマの本を、大好きなパパママの声できかせていきましょう。
また、子どもたちが好きな本には、いくつかの共通点があります。
それらを知っていると、本選びのお参考になるので整理していみますね。
お話のストーリーと文
- 子どもにとって身近なことがらが書かれている
- ストーリーの展開や結末に包容力がある(悪ものをやっつけるのではなく、許してあげるストーリー)
- 文が簡潔で、言葉にリズムがある(「さるとかに」の、はやく めをだせ かきのたね ださぬと はさみで ちょんぎるぞー)
- 日本語として美しい響きがある
- 温かみ、やさしさ、ユーモアがある
お話の絵
- 絵だけで十分にお話の内容が伝わる
- 絵に生命力が溢れ、色彩が生き生きしている
全体として
- 作者のやさしいメッセージが伝わる
- 絵と文が一致している
- 子どもも大人もたのしめる
絵本を読みかかせるのは、親と子の心の関係を豊かに育てるためです。
けっしてお勉強を目的にてはいけません。
子どもの「読んでほしい」を大事に扱いましょう
3歳~4歳児の子どもは、絵本が本当に大好きです。
そして、この時期、本の好みもはっきりとしてきます。
親からすると「イヤだなぁ…」と思う本ばかりを毎日まいにち持ってきます。
しかし、子どもからの読んでほしいとい欲求は一番大切にしていきましょう。
子どもの好きな本と親が好きな本が一致することは、本当に素敵なのですが、年齢と共になかなかそうはいかないものです。
時々、「これ、パパが好きなんだぁ」と差し出すのは、子どもの世界を広げることになるかもしれませんが、子どもが「これはおもしろくない!」といったら、素直にひこめてください。
ポイントは、子どもの「読んでほしい」を大事に扱うことです。
親が読ませたい本は?さりげなく置いてみます
子どもに押し付けにならず、さりげなく読ませたい本を進める方法は、さりげなくその辺に置いておくことです。
子どもに本を取っておいで!というと、毎回同じ本になってしまうのは、お気に入りという点もありますが、取りやすい場所にある本だからということも多々あります。
ですので、子どもの手に一番とりやすい場所におすすめの本を置いてみましょう。
まだまだ先のことかもしれませんが、親がいいなぁと思っていた本を子どもが独りになったとき、手にとってみようかなぁと思うことがあるはずです。
(決して、親の前では手にとりませんが…)
学童期や思春期を通じていえることなので、ぜひ、心に留めておきましょう。
即席のお話も大好きです
子どもが興味を持てるようなお話を、パパはママの工夫ですてきな即席話をきかせてあげましょう。
こういうことは、特にパパが得意なのではないでしょうか?
同じ絵本を読んであげているはずが、ワタシよりパパの方が子どもたちの笑い声が多いです。
一体、どんな内容なのかしら?と耳をかたむけると…
2本ツノの鬼の頭に、5本のツノがあったり 笑
子どもたちが笑ってしまうのツボを押さえてますねぇ。
また、「お母さんが3歳の時にね…」などと、お母さんの子ども時代のお話も子どもたちは大好きです。
ぜひ、話してあげましょう。
スキンシップの時間
絵本を読んであげるときは、静かな環境で読みましょう。
子どもたちは、ママの声だけに集中し、ママにたくさん甘えることができます。
大事なことは、ママと子どもがゆっくりとした、くつろいだ気分でスキンシップの時間を楽しむことです。
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