子どものテレビは時間を制限する
子どもにテレビを見せることは、とても注意が必要です。
そもそも、幼児期、特に3歳までの子どもにテレビを見せるメリットはなんでしょうか?
ワタシを含め、きっと「子どもの注意がテレビに引きつけられている間、家事がすすむ」…ではないでしょうか。
3歳までの子どもには、その月齢ごとに合った脳への刺激があります。
幼児期の脳は、五感から入ってくる刺激を受けて脳内の神経のつながりを作ります。
人とのかかわり、遊び、ママとの会話から得られる刺激です。
これらは、決してテレビでは補えません。
残念なことに、テレビの鮮やかな色、動き、音は、月齢の低い子どもにとってとても刺激的です。
長時間見続けることは、脳の神経の発達の著しい幼児期には、視覚の刺激が強すぎ、脳の成長に悪影響を及ぼします。
ある子どもの例ですが、毎日まいにち長時間見ていた赤ちゃんは、言葉の発達が遅れただけでなく、人とのかかわりや遊ぼうという意欲も少なくなってしまったそうです。
ママの家事の進みを助けてくれていたテレビが、実は、これからの子育てに弊害を与えているのです。
想像してみてください。
息子の名前をよんでも返事をしない…
あのね、と話しかけても返事をしない…
会話が成立しないと子育てなんて出来ません。
テレビやゲーム、スマホを子どもに与えることで今が楽になっても、後々苦労してしまうことを、覚えておきましょう。
0歳から~1歳までのテレビを見る時間
1歳まで、テレビは見せる必要はありません。
なぜなら、テレビ以外の世界で十分に学ぶところがあるからです。
テレビ以外の世界で、十分に刺激を与えてあげましょう。
- ママとのスキンシップタイム
- 会話
- 外への散歩
などなど。
1歳のテレビを見る時間
1歳を過ぎて、ようやく、音や映像でテレビを楽しめるようになってきます。
だけど、やはり注意が必要です。
理想は、
- 一日30分に限りましょう
- 大人が一緒に見ましょう。ママパパと見ることで、テレビの世界と自分自信の経験を関連づけることができます
- 内容は、現実世界にかかわっていることが大事です。
非現実?的な話は、2歳になっていない子どもの限られた経験では受け入れることはできません。
例えば、アンパンの顔をした人物が空を飛ぶ…というような内容をまだまだ受け入れことができません。
このような点で考慮すると、○テレさんの「いないいないばぁ!」の番組は、本当によくできていますね。
- 15分番組で、1コーナーもすごく短く、くり返しが多い。
- 生活習慣的なシーンが多い。(かして~♪ かして~♪ いいよー♪ 、などは、我が家のその年の歌謡大賞でした 笑)
- ママとスキンシップが取れる手遊びを紹介。
- 1歳8か月くらいの子どもができる動作を取り入れた「わおぉ!」
実際、1歳8か月の赤ちゃんタレントが出演しているようです。
そして、月齢が過ぎると、卒業。
皆さまもお世話になったのではないでしょうか。
2歳までは、この番組のみだけで、十分といえるでしょう。
2歳のテレビを見る時間
2歳くらいなると、ちょっことしたお話についていうようになってきます。
我が家の場合、おかあさんといっしょの「ポコポッテイト」を見て、笑うようになってきました。
笑える場面で笑うようになるのです。
こどもが理解できる内容の番組は、楽しむことができるようになります。
それでも、まだまだ、空想と現実の区別ができない時期なので、テレビを見る時間はこれまでどおりがいいでしょう。
- 一日30分に限りましょう
- 大人が一緒に見ましょう。ママパパと見ることで、テレビの世界と自分自信の経験を関連づけることができます
- 内容は、現実世界にかかわっていることが大事です。
3歳のテレビの見る時間
幼稚園に入園する3歳の時期になってくると、テレビの世界に十分についていけるようになってきます。
テレビは、大きな存在になってきて、学習や楽しみの材料になってきました。
テレビの内容については、子どもごとに興味を持つところが違うようです。
好みが出てくる!ということでしょうか…?
お子さんの様子をしっかり見て、興味を持っている内容のテレビを選んで見せていくことが大切です。
また、全般的に、3歳児の興味を持つ特徴として、自然や普段見ることができないものにとても興味をもちます。
例えば、
- バッタが飛ぶ瞬間
- アリの口元
- 花が咲いていく様子
など。
我が家では、○テレ、みーつけた!の「みるみるメガネ」なんかも大変興味を持ってみていました。
そして、時間制限ですが、少し長くなって1時間が限界です。
また、大人と一緒に見るといことは、変わらずに必要です。
3歳の子どもは、どれが本当でどれが空想なのかまだまだ区別ができないからです。
きちんとママやパパの声かけが必要なのです。
テレビを見ないと仲間はずれになる?
○テレだけで子どもの脳に十分に刺激を与えることができました。
しかし、3歳になり、幼稚園に通うになると、問題がでてきます。
テレビを見ないと仲間はずれになる…
ワタシ個人的には、そんなことはないと思っています。
だけど、流行についていけないのも事実です。
例えば、
「○○ウォッチ」が流行っていた時期、年少のクラスでも男子の中では話題になっていました。
我が家の息子・娘は、全く見たことがありません。
そして、事件?!が起こりました。
ハローウィーンの飾り付けをみて、「○○ウォッチだ!」と笑顔で叫んだのです。
それを見て、パパが「かわいそうだ…これじゃぁ、幼稚園で話題についていけない…」とつぶやいたのです。
(ワタシは、パパは○○ウォッチの存在を知っているの?と疑問でしたが 笑)
この間違いを幼稚園のお友達の前ですると、どうなっていたでしょうか。
家族の中では、「かわいい間違いだ!」で済むのですが、お友だちの前だと…想像したくありません。
なんだか難しい問題ですね。
この問題の解決は、先輩ママに相談してもまだ未解決です。
もう少し、整理できたらまとめたいと思います。
関連記事
-
-
子どもに絵本を読み聞かせる
大人が読み聞かせしてくれる絵本を、子どもは、自然に記憶していきます。 子どもが眠 …
-
-
子どもの食事マナーをしつける
食事は家族がそろってごはんを食べる場だけでなく、食文化やマナーを伝える場でもあり …
-
-
「褒めてあげると子どは伸びる!」を実践する
褒めてあげると子どもはどんどん伸びていきます。
-
-
気持ちよくあいさつができる子どもにする
気持ちよく挨拶(あいさつ)ができる子どもは、よい人間関係を築くことができます
-
-
子どもを上手に叱る
子どもの叱り方によっては、逆効果になってしまうことがあります
-
-
子どもの汚いことば、乱暴なことばの扱い方(対処方法)
「集団行動」の1つとして、友だちとの間だけで使われる「仲間同士のことば」があります。この「仲間同士のことば」は、時々、親から見ると汚いことばだったり乱暴なことばだったりする
-
-
幼児期から英語(外国語)に慣れさせる
大学生に行ったアンケートの中で、「幼少期から外国語教育をしてほしかった」という声 …
-
-
子どもの自主性・主体性を育む
子どもの自主性・主体性を育むためには、何事も「自由に決めさせ、自分らしさを育むこ …
-
-
幼児期の朝ごはんが大切にする
朝ご機嫌に目覚め、朝ごはんをしっかり食べる
-
-
子どもに接するときに守ること
子どもと向き合う時の親の姿勢は注意が必要です
- PREV
- 新年度からの習い事
- NEXT
- 2歳児の手先、指先を器用にする