3歳児の自宅でのピアノの練習方法
2017/12/07
3歳になったら、ピアノ教室に通わせるのではなく、自宅だけでピアノの練習をさせることは難しくありません。
そして、6歳までに絶対音感をみにつけることができます。
本当?って疑ってしまいますが…可能です。
ただ、1点、不安なところがあります。
「導入期教育(幼児期のピアノの教え方)」がとても大切だということ。
調べてみると、幼児教育と同じで、ピアノの導入期教育も先生それぞれ考え方教え方があるようです。
難しいですね。
子どもに、音大に行ってほしい、プロになってほしい、世界的に有名なコンクールで優勝してほしい…
このような思いをお持ちですか?
ピアノと生涯どのような付き合いにしていこうか…というところです。
まずは、
- 興味を持っているピアノに楽しく触れさせてあげたい。
- 本格的にピアノを学ばせるかどうかは、もう少し先でいい。
このような考えであれば、教室ではなく自宅でのピアノ練習はとても有効だと思います。
大切なピアノの導入期教育については、ワタシなりの解釈&自宅で練習できる内容でまとめています。
記事を読む前に、この点をご留意いただけると幸いです。
ママが褒めること
3歳の子どもがピアノを上達するコツは、とにかくママが褒めることです。
これは、幼児期に大切な「褒める」と同じですね。
ピアノの音を出したら、大げさに「上手ね~」と言って抱きしめましょう。
子どもはママに褒められてうれしくなり、ピアノの練習が楽しく大好きになります。
ピアノが楽しくなければ、3歳の子どもはピアノ練習なんて決してしません。
ママと一緒にピアノの練習をすること
ママがピアノの練習をしているのを見ると、3歳の子どもはマネをしたがったり、横取りしたくなります。
3歳児特有の「あまのじゃくの性質」を利用するのです。
そうすることで、気づいたら毎日楽しく練習しているでしょう。
お母さんが一緒にピアノを練習するために、「ママと子どもの練習表」を作ってみるのも効果的です。
ママの欄には子どもが、子どもの欄にはママが、「よくできました!」マークを付けていくのも楽しい作業です。
「やりなさい」「練習しないならピアノを捨てちゃうよ!」などは一番使ってはいけない言葉です。
逆に、「一緒にやろう」「ピアノがうちにやってきてうれしいねっ」など、3歳の子どもにやってもらいたい事は、自らが率先してやるようにしましょう。
ママの姿を子どもがマネっこするのが、成功の近道です。
練習時間は短時間
3歳児は、まだまだ小さいのでお遊びで十分です。
1回の練習は短時間10分~20分程度を目安としましょう。
そして、1つのことは5分くらいで切り替えます。
- 音譜を書く
- 歌を歌う
- 鍵盤を弾く
- 踊る
など、子どもの集中力が切れる前に、次の内容に移っていきます。
これらすべて、子どもたちは楽しんで行ってくれるでしょう。
絶対音感をつけるコツ
まずは、音階がわからないといけません。
- ドレミのうた
- かえるのがっしょう
など、「ドーはドーナツの ド ♪」と歌いながら音階を覚えさせましょう。
次に、「音階」と「鍵盤の位置と音」を一致させていきます。
絶対音感は6歳までが臨界期です。
鍵盤の位置を覚えるコツとして、鍵盤に直接シールを貼るといのも効果的ですが、貼らなくても繰り返すことで鍵盤の位置と音を学習します。
(我が家では、無しで練習を進めていきました!)
楽譜の読み方を教えていくのはそれからでしょう。
楽譜の覚え方
白い布に特大の五線譜を書いて、フェルトで作った、音符玉を乗せたり、その上をぴょんぴょん飛ばせたり、遊び感覚でおぼえさせます。
書いていく作業も3歳児は大好きです。
なので、お絵かき用の少し大きめのホワイトボードを使って書かせてみるのも効果的です。
音を使って楽しむこと
幼児期は、音を使って遊びながら、楽譜を読んだりピアノを弾くために必要な「いろいろな感覚」を養っていくことが大切です。
例えば、
- 自分の指を見ないでも何の指か認知できる
- 線と線の間にマルがあるのか、マルがせんに乗っかっているのかを見分ける
- 右手と左手を感覚として理解できるようになる
3歳の子どもは、基本的なピアノの技術を習得させるより、遊びを通してたくさんの刺激を与えてあげることが重要です。
子どもは、遊びの中でピアノ技術に必要な手指や身体の機能をしなやかに発達させるだけでなく、より楽しく遊ぶ方法を工夫する力や想像力、創造力、思考力、社会性などを発達させていきます。
そのためには、お母さんがお子さんにしっかりと寄り添って、お子さんの興味にしっかりと答えていくなど、お母さんの力がとても大切です。
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(続く…)4歳になったら…
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