自立(独り立ちできる)力の育て方
2016/06/01
自分の力で物事を決め、独り立ちできる力を身につけるには、幼児期の「お手伝い」が重要です。
お手伝いをすると子どもは段取りよく動き、気配りができるようになります。
また、自分で工夫して、どうするかを考え決めてることで、問題を解決する力や意思決定力が身に付きます。
幼児期の子どもの場合、お手伝いの基本は家事の分担ですから、お手伝いをすることで、家事の大変さを知り、お母さんへの感謝の気持ちが生まれます。
コップを運ぶ、扉を閉める、お布団を敷く…このようなお手伝いの積み重ねが将来の自立力へつながっていくのです。
決してテストの点では計れない、社会に出て重要な力が幼児期のお手伝いで身に付きます。
ぜひ、習慣つけていきましょう。
子どものお手伝いは?
幼児期の子どもの場合、お手伝いの基本は、家事の分担と考えましょう。
最初は、おもちゃの片づけがいいですね。
徐々に月齢に合わせて、お手伝いの範囲を広げ、難易度もあげていきます。
- 玄関の靴をそろえる
- 食器を並べや食器の運び
- 掃除機を持ってくる
- 洗濯物をたたむ
などなど、いろいろあります。
ただ、子どもは、何にでも興味を持ちますが、すぐに飽きてしまうのも事実です。
次に、お手伝いを続けていくポイントを紹介します。
お手伝いを続けさせるには?
幼児期の子どもの場合、お手伝いは「楽しい!」と思うことが大切です。
この「楽しい!」という気持ちが、お手伝いの習慣付けにつながります。
- 遊び感覚で楽しく
- 手や口は出さない!
- 一方的ではなく話合いで決める
例えば、お片づけ。
1つ目の、遊び感覚が大事です。
「さぁ、お母さんと○○くん、どっちが早く片付けれるかなぁ?」
競争させるのもいいですね。
2つ目の、手や口は出さない。
子どもが洗濯物をたたんでくれているとき、つい、手を出したくなります。
しかし、お手伝いを始めたら、指示や干渉はせずに、任せることが大切。
でないと、子どものやる気が損ないます。
やり方が間違っていたり、時間がかかっても、ママは我慢がまん。
じっくりと待ちましょう。
三つ目の、一方的ではなく話し合いで決める
これは、例えば洋服が上手くたためない場合は、タオルなど簡単なものを担当するよう難易度をさげます。
大人が手伝うのではなく、子どもと話し合ってやり方を変え、子どもの力で続ける工夫が大切です。
ちなみに、我が家の場合、子どもには、靴をそろえさせています。
外から帰ってきて、靴を脱いだらすぐに、
「靴並べ名人さん~、よろしくお願いしまーす!」と言って、親はすぐに部屋に入ります。
そして、次に外出するとき、きれいに並んでいる(どちらかというと、かわいくてかわいくて…ニヤッてしてしまう並べ方。どうしたらこんな並べ方になるの?と思います 笑)
靴を見て、「いつもありがとう」と声をかけるようにしています。
自分独りで生きていく力を身につけさせてことは、幼児期に習慣づけることが大切です。
そのためには、お母さんがきちんと子どもに寄り添って教えていきます。
心の知能は、机の上でのお勉強だけでは決して育っていきません。
お母さんとお子さんの日々の生活の中で、育っていくものなのです。
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