2歳の喧嘩(けんか)の対処方法
2歳児の喧嘩(けんか)の対処方法は、大人が「見守ること」です。
なぜなら、子どもは「けんかをしながら育っていく」からです。
「けんかしながら、何を?!学ぶんだ」と、ワタシも??でした。
しかし、2歳児は、けんかを通して、確実に社会性を身につけていきます。
まずは、2歳児のけんかの特徴を知りましょう。
けんかの主な原因
- 遊び道具や場所の奪いあい
- 遊具の順番争い
- 言葉が足りない
- 手が出てしまう
言葉がうまく話せない2歳ごろは、多くの場合、どちらか一方の子が泣き出して争いが終わることになります。
そして、年齢が低ければ低いほど、けんかには、ひっかいたり、かみついたりすることが多くみられます。
これは、ことばの発達が未熟で、自分の感情をコントロールする能力が育っていないため、つい手が出てしまうのです。
かみつく・ひっかくは危険が伴いますので、この場合、物理的に子ども同士を引き離すことも大切です。
自分の子が泣き出したり(または、お友達を泣かせてしまったり…)することは、ママとしては、ココロがヤキモキするのですが、けんかが始まっても、あわてて止めずに、多少のことは人との関わり方の学習と思って温かく見守りましょう。
この時期、基本的に口を出さないことが原則です。
そして、親同士の了解や我慢が必要です。
では、親同士の了解とはどういったものでしょうか。
けんかのルールは、親同士の了解のうえで
- けんかはどちらかが泣いたらおしまいにする
- けんかは、素手でする
- けんかをするなら1対1
など、親同士でルールを共有していると安心です。
逆に、このような親同士の了解がない状態だと、親はストレスがたまります。
ワタシも経験があるのですが、けんかのルールを無視している子どもに対し、全く注意をしないママがいました。
そのママの立ち姿を見るだけで、ストレスがたまります。
親はストレス、子どもは…恐怖です。
そのため、ワタシ達親子は、このような親子が近寄ってくると、逃げていました 笑
公園など、社会性を学ばせたい環境下では、同じ気持ちを持ったママだけがいるとは限らないのです。
だからといって、子どもを家で閉じ困らせるわけにはいきません。
実は、幼稚園にあがって知り合ったママさんの中で、上記理由で、「子どもを一切、公園に連れて行かなかった」とおっしゃってたママがいました。
正直、ありえない!ですよねっ。
子どもにとっては、必要な社交場であった公園をママ都合で与えなかったのですから。
子どもに社会性を発達させるのも一苦労です…
いろいろな意味で、2歳児のけんかは、親も一緒に成長していかなければなりません。
例えば、砂場では、よその子が自分の子どものおもちゃを「かしてー」と言ってサクッと借りたりします。
ひどい時には、何も言わずに取ったりします。
納得いかないですよねー、親も子もっ。
だって、見ず知らずの人に、黙って物を借りるなんて!大人の世界では通用しませんからっ 笑
しかし、親として、子どもの争い事を見守る!とココロを決めると、ストレスがなくなるのです。
そして、こう、子どもに声をかけるようになります。(←きっとなれるハズ!、ちなみにワタシは半年くらいかかったようなぁ… 笑)
「○○ちゃん、どれかお友だちに貸してあげれば?」
「一緒にあーそーぼっ!」
素敵な社交場の砂場に大変身ですねっ 笑
こんな感じで親も一緒に成長できると楽しい子育てになりますっ♪
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