4歳がつく嘘(うそ)
4歳がつく嘘は、親の心を深く傷つけます。
なぜなら、親は子どもが嘘をついているかどうか見抜けなくなってくるからです。
実際にワタシが経験してしまった内容ですが…
兄妹でのけんか。
泣き叫ぶことはなかったのですが、けんかの原因となったモノが壊れていました。
「誰が壊したの?」と二人に尋ねると、二人ともがやっていないと言います。
おそらく、娘が壊したと思い、もう一度聞くと、顔の表情を変えないどころか、違うよーとさらに表情で訴えかけてきます。
泣きべそではなく、違うよーと。
(思わず、ワタシはアレ?息子かしら…と思ってしまったくらいです)
ワタシが「こっちに来て座ってー」とやさしく声をかけると、娘は初めて
「ごめんなさーい もうしませんーー」と泣き出しました。
娘は、モノを二度と壊しませんという意味で「もうしませんーー」と言ったのでしょう。
決して、嘘はもうつきませんという意味ではありません。
親としてはショックです。
なぜなら、今回の娘の嘘を見抜けなかったからです。
4歳児がつく嘘は、親がサクッと見抜けるものと傷つくくらい見抜けないものがあるのではないでしょうか。
親が見抜ける嘘と見抜けない嘘
まず、4歳児は、3歳児からは少し成長(かなり?!成長)し、「嘘 = よくないこと」を理解しています。
それでもつく嘘は、たいてい親が見抜くことができます。
例えば、
- おやつを食べたのに食べていない
- お片づけが終わっていないのに終わったーという
- トイレにいっていないのに行ったよーていう
などなど。
とっさについてしまったり、悪ふざけなものだったり。
4歳児、まだまだかわいい盛りだね、と許せてしまいます。
もちろん、許してしまえるのですが、きちんと「嘘 = よくないこと、人を傷つけること」を教えていきましょう。
やっかいなのは、親が見抜くことができないような嘘をつくようになることです。
きちんと原因をさぐらなければならないと思います。
親としては、
- 子どもに何かあったのかな?
- 親としての愛情不足かなぁ?
と、子ども側に原因があると探ってしまいます。
もちろん、スキンシップが足らなかった、忙しくてゆっくり会話ができていなったという場合もあるでしょう。
しかし、親として精いっぱい愛情を注いでいても、見抜けない嘘をついてしまうのが「4歳児の嘘」です。
そして、解決策ですが…
- まずは、原因をさぐって、いつもと同じく「嘘 = よくないこと、人を傷つけること」を教える
- 教えた後は、クドクド言わずに聞き流す!
4歳の子どもに、しつこく責めてはいけません。
逃げ道を与えてあげないと、ごめんなさいが言えなくなります。
もう、4歳です。
親が注意しなくても、「嘘 = よくないこと、人を傷つけること」ときちんと理解し、とっさに嘘を言ってしまった瞬間に反省しているはずです。
幼児期の子育ては、本当に大変ですね…
嘘をつかない子に育てることの「正念場」の月齢です。
がんばって子どもを見つめていきましょう。
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