幼児期にはたくさん手を使わせよう
2016/08/01
手のひらには、17,000もの神経が通っていて、それらをセンサーに、触ったものの情報を脳に伝達していきます。
つまり、手を使う遊びは、脳を刺激し、活性化させているのです。
このことから、「指先は第2の脳」と言われます。
また、反対に子どもが小さい物を器用につまんだり、スプーンなどを上手に使い、指が巧みに動くようなるのは、脳の働きが進んだことを物語っています。
しゃべるときの口の動きが巧みになることも同じで、やはり脳の働きと大きく関係します。
幼児期に十分に手先、指先を刺激することがいかに大切なことか、ご理解いただけるのではないでしょうか。
逆に、赤ちゃんや小さい子の手先が不器用なのは、脳が十分に発達していないからです。
例えば、
生後数か月の赤ちゃんは、手より足を器用に使います。
ママが手におもちゃを差し出しても、足にもっていく仕草もよく目にするでしょう。
赤ちゃんは、その後、だんだんと手を使うようになっていきます。
離乳食が始まるころ、スプーンを自分で持って食べ物を口に運びますが、まだまだママの助けが必要です。
2歳児では、スプーンはは上手に使えるようになりますが、ボタンのついた服を着ることはできません。
3歳になって、1.5センチくらいのボタンの大きさであれば、一人でかけることができるでしょう。
そして、3歳も後半になってくると、やっと1センチくらいのボタンでもかけれるようにmなります。
お箸を使えるようになってくるのも、3歳ですね。
手先が巧みに動くようになるのは、脳の働きが進んだことを証明しています。
3歳までに脳を十分に発達させるためには、赤ちゃんの頃から、手を使わせていくことがとても大切です。
さらに、幼児期は、手は指を細かく使うことや、喋る、歌うなどを盛んにして口を使うことで、さらに、運動や感覚の働きが進む土台ができてきます。
運動と知能は一緒に伸びてくる理由もここにあるのでしょう。
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